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京都で着物を着て歩くと疲れる理由は?快適に歩くためのポイントを解説
着物のお役立ち情報
京都を散策するなら、やはり着物を着たいという方も多いのではないでしょうか。
しかし着物を着て歩き回るとなると、普段の洋服姿で観光するよりも疲れやすくなります。
この記事では、京都で着物を着て疲れないためのポイントを解説します。
快適に過ごせる着物の着方や京都の着物レンタル選びのポイント、おすすめの散策コースなどもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
京都で着物を着て疲れないためのポイント
京都で着物を着て疲れないためのポイントは6つ挙げられます。
- 疲れにくい歩き方を意識する
- 疲れにくい履物を選ぶ
- 行きたい場所や時間に合わせて着物をレンタルする
- 長い坂道や階段の多いところは避ける
- 人力車や着物割引のあるタクシーを利用する
- こまめに休憩をとる
ここでは上記6つのポイントについてそれぞれ解説します。
疲れにくい歩き方を意識する
着物を着たときに疲れてしまう大きな原因の一つに『歩き方』が挙げられるため、疲れにくい歩き方を意識することが大切です。
洋服を着ている時と同じように歩くのではなく、以下のポイントを押さえて歩いてみてください。
- 歩幅は普段の半分程度にする
- 爪先から着地するようにして歩く
- 内股で八の字を書くようにして歩く
- 背筋を伸ばして歩く
歩くときに着物がつっぱる感じがする場合は足が開きすぎているため、小さな歩幅で歩くことを意識してみるとよいでしょう。
また猫背で歩くと着物の重さで肩に負担がかかってしまうため、背筋を伸ばして歩くことも大切なポイントです。
上記のようなポイントを意識して歩くことで、意識せずに歩くよりも格段に疲れにくくなります。
疲れにくい履物を選ぶ
着物を着て疲れないためには、疲れにくい履物を選ぶことも大切です。
自分に合わない履物を選んでしまうと、指の付け根部分が痛くなったり、転倒などのトラブルにつながったりする恐れがあります。
なるべく鼻緒が太くて柔らかく、長さも長めのものを選ぶと良いでしょう。長めのものを選べば調整ができるため、自分の足に合わせやすくなります。
着物レンタル店で履物を選ぶときは、自分の足に合うようスタッフに調整してもらうのもおすすめです。
また履物を履く前に鼻緒を手で少し広げたり、親指と人差し指の付け根部分に絆創膏を張っておいたりするのもトラブル予防になります。
行きたい場所や時間に合わせて着物をレンタルする
着物をレンタルして京都を観光する場合は、行きたい場所や時間に合わせてレンタル店を選ぶのがポイントです。
目的の観光スポットがあるなら、その近くの着物レンタル店を選びましょう。
人気の観光スポットとしては、以下のようなエリアが挙げられます。
- 祇園エリア(八坂神社、鴨川など)
- 清水寺エリア(二年坂、産寧坂など)
- 南禅寺・蹴上エリア(南禅寺水路閣、蹴上インクラインなど)
- 嵐山エリア(竹林の道、渡月橋など)
電車での移動を前提にいろんな観光スポットを巡りたい場合は、京都駅近くの着物レンタル店を選ぶのがおすすめです。
ただある程度エリアを絞って観光したほうが移動が少なく疲れにくいため、疲れずに京都を散策したい場合は、上記のエリアを参考に行きたい観光スポットと着物レンタル店を選定してみてください。
長い坂道や階段の多いところは避ける
着物を着ているときは普段よりも歩きにくく、疲れやすくなるため、長い坂道や階段の多いところはなるべく避けましょう。
人気の観光スポットである清水寺や伏見稲荷、八坂庚申堂、貴船神社などは坂道と階段が多いため、着物で行くと疲れやすいです。
着物で観光するところと普段の洋服で観光するところで分けて計画を立てるのもおすすめです。
また上記のような長い坂道や階段の多いところに着物を着ていく場合は、先に紹介した疲れにくい歩き方を意識すると良いでしょう。
人力車や着物割引のあるタクシーを活用する
移動が多い場合は、人力車や着物割引のあるタクシーを活用するのがおすすめです。
着物割引はすべてのタクシーにあるわけではないため、事前に調べておくようにしましょう。
またタクシーに乗る場合は、着物が着崩れしないように以下のような所作で座るのがポイントです。
- ドアが開いたら外側を向いたまま浅く座る
- 体をねじって車に入る
- 裾がめくれていないか確認する
タクシーや人力車なら人混みなども気にせずに利用できるので、ぜひ活用してみてください。
こまめに休憩をとる
着物を着ていると普段よりも疲れやすくなるため、こまめに休憩をとるようにしましょう。
散策ルートをある程度決めておき、休憩できそうなスポットをあらかじめ確認しておくと安心です。
また夏ならタオルやハンカチ、うちわ、日傘などの暑さ対策グッズも忘れずに持ち歩きましょう。
快適に過ごせる着物の着方
以下のように着物の着方を工夫するだけでも快適に過ごしやすくなります。
- 腰紐の結び目を左右どちらかにずらす
- 帯枕の結び目は帯の中へ押し込む
- 小物を工夫する
- リラックスした状態で着付けてもらう
ここでは上記4つのポイントについてそれぞれ解説します。
腰紐の結び目を左右どちらかにずらす
腰紐はきつく締めすぎると、苦しくなったり痛みを感じたりすることがあります。
これは腰紐の結び目の位置も関係しており、正面に結び目が来ると苦しくなりやすいです。
腰紐の結び目を左右どちらかにずらすことで快適になる場合があるため、腰紐の締め付けが痛い・苦しいと感じたら試してみてください。
帯枕の結び目は帯の中へ押し込む
帯枕はしっかり締めあげてしまう人も少なくありませんが、強く締めすぎると苦しく感じてしまいます。
帯枕の結び目を帯の中へ押し込むことで、枕がしっかりくっつき、紐が体から離れるため苦しさが軽減されます。
また結び目の位置を調整しても苦しい場合は、帯の位置を調整してみましょう。
帯の上部に手のひらを当てて下に押し下げながら調整し、息がしっかり吸える位置で帯を巻くと快適になります。
小物を工夫する
小物を工夫するのも、着物で快適に過ごすための一つのテクニックです。
例えばゴム製の紐や伊達締めなどを使用すると、わざわざ結び目を調整し直さなくてもある程度快適さを維持しやすくなります。
着物レンタル店で着付けてもらう場合、使用できる小物に制限があるケースがあるため、あらかじめ相談しておくと良いでしょう。
リラックスした状態で着付けてもらう
緊張して身体がこわばった状態で着付けると息がしづらくなってしまうため、リラックスした状態で着付けてもらうことが大切です。
なるべく肩の力を抜いて深呼吸して息を吸っておくと、息苦しさなく快適に着付けてもらえます。
着付けの際は呼吸を意識してみてください。
京都の着物レンタル選びのポイント
京都の着物レンタル選びのポイントは以下の通りです。
- 行きたい観光スポットに近いか
- 駅からのアクセスはいいか
- 品ぞろえは豊富か
- 自分に適したサービスはあるか
- 着付けは丁寧か
- レンタル着物が着崩れしないか
ここでは上記6つのポイントについてそれぞれ解説します。
行きたい観光スポットに近いか
着物レンタル店を選ぶ際は、行きたい観光スポットに近いかをチェックしましょう。
観光スポットに近い場所の着物レンタル店なら、着物での移動でも疲れにくいです。
また電車での移動をメインとするなら、京都駅周辺で探すのがおすすめです。
京都駅周辺ならホテルも密集しており、どこへいくにも交通の便が良いため観光しやすいでしょう。
駅からのアクセスはいいか
電車を利用して観光スポットを巡る場合は、駅からのアクセスがいい着物レンタル店を選びましょう。
できれば駅から徒歩5分圏内の着物レンタル店を選ぶのがおすすめです。
駅から近いところなら行き帰りも迷いづらく、歩く距離が短いと返却しに行くときも疲れを感じにくいです。
また駅近の着物レンタル店なら、帰る時間ギリギリまで着物を楽しめるメリットもあります。
品ぞろえは豊富か
着物を楽しむためには、品ぞろえが豊富な着物レンタル店を選ぶことが大切です。
お店によって扱っている着物の種類や柄に違いがあるのはもちろんですが、品ぞろえの数もお店によってバラつきがあります。
着物の数が少ないお店だと、観光客が多い日には貸出済になっている着物が多く、自分好みの着物が残っていないというケースも考えられるでしょう。
レンタル着物の品ぞろえは各お店のホームページなどに記載されていることが多いため、あらかじめチェックしておくことをおすすめします。
自分に適したサービスはあるか
着物レンタル店では、お客さんに合わせたさまざまなサービスを提供しています。
例えばヘアセット付の着物レンタルプランやカップルプラン、学割着物プランなどがあります。
カップルならカップルプランのあるお店、着付けだけでなくヘアセットも含めてお願いしたいならヘアセット付の着物レンタルプランのあるお店を選ぶと良いでしょう。
ただしこうしたサービスは予約限定で提供していることも珍しくないため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
着付けは丁寧か
着物でお出かけするなら、着付けが丁寧な着物レンタル店を選びましょう。
着付けが丁寧かどうかは実際に着付けてもらわないと分かりづらい部分ですが、口コミや評判を確認するとある程度予測できます。
またスタッフの対応が丁寧かどうかも合わせて確認しておくと良いでしょう。
レンタル着物が着崩れしないか
着物でお出かけするときに不安なのは着崩れしないかどうかですが、着崩れしやすいかどうかは着物の状態を見ればわかります。
着物を見るときは以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 背中の縫い目が背骨に沿っているか
- 衣紋・衿元が詰まりすぎていないか
- シワが残っていないか
上記のポイントをチェックしたうえで丁寧に着付けてもらえば、着崩れしてしまうリスクを抑えられます。
京都で着物を着ても疲れないおすすめの散策コース
京都で着物を着ても疲れないおすすめの散策コースは以下の4つです。
- 新京極商店街
- 清水寺周辺
- 鴨川周辺
- 嵐山周辺
ここでは上記4つの散策コースをそれぞれ紹介します。
新京極商店街
新京極商店街はお土産探しやお寺巡り、京都グルメが一つのエリアで楽しめるおすすめの散策コースです。
阪急京都線の河原町駅9番出口すぐにある商店街で、お買い物はもちろんのこと、染殿地蔵院や蛸薬師堂などの寺社もあり、お寺巡りが好きな方もこのエリアだけで十分に京都を楽しめます。
飲食店もたくさんあるため、歩き疲れたら一休みできるのも魅力的なポイントです。
清水寺周辺
清水寺周辺は二年坂や八坂庚申堂、清水寺、高台寺などの観光スポットが多く集まるエリアです。
おしゃれなカフェも多いため、女子旅やカップルに特におすすめです。
清水寺周辺で着物をレンタルして清水寺を観光し、二年坂でお買い物や食べ歩きを楽しみ、八坂庚申堂や高台寺を観光するという流れが人気となっています。
鴨川周辺
鴨川は京都駅中央口から塩小路通沿いを10分ほど東に進むと見えてくる観光スポットです。
鴨川周辺は道が平坦なため、着物を着ていても歩きやすいでしょう。
季節によって街並みの雰囲気が大きく変わるため、どの季節に足を運んでも楽しめるエリアといえます。
お店や観光スポットを楽しみたいというよりは、とりあえず着物を着て散策したいという方におすすめです。
嵐山周辺
嵐山周辺は多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
竹林の小径や嵐山駅ホーム横のキモノフォレスト、渡月橋などの人気観光スポットがあり、さらにお土産店や食べ歩きスポットも多く集まっています。
2時間くらいでふらっと楽しむのにぴったりです。
まとめ
京都で着物を着るときに疲れないためには、歩き方や履物選び、着物レンタル店選びが重要です。
また着物を着ているときは長い坂道や階段の多いところを避けるのも大切なポイントとなります。
移動が多い場合は人力車や着物割引のあるタクシーを利用したり、こまめに休憩をとったりしましょう。
本格的な着物の着付けができる京都着物レンタル福本は、清水寺から一番近くに位置しています。
清水寺周辺で着物を着て観光したい方は、ぜひ当店のご利用をご検討ください。