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京都の着物デートはお得なカップルプランで!目的別おすすめスポットを紹介
京都観光
着物を着て、見どころに負けないくらいのおめかしをしてデートしてみたい京都。
どうせなら、着物を着たパートナーも見てみたいですよね。
この記事では、京都の着物デートにおすすめのスポットを、楽しみ方別に紹介します。
お得なカップルプランを2人で利用して、素敵な思い出を作りましょう。
デートで着物を着るメリットと注意点
現代では着る機会が少ない着物ですが、京都に来たなら話は別です。パートナーと来たならなおさらでしょう。
しかし、着物は普段着慣れないため注意点もいくつかあります。
ここでは、デートで着物を着るメリットや注意点について紹介します。
デートで着物を着るメリット
京都でデートをする際、着物を着るメリットは以下です。
- 非日常が味わえる
- 地元の人は慣れていて、カップルも多いため目立たない
- 旅の楽しみ方がワンランクアップする
- 特別な思い出を写真に残せる
- 着物レンタルにはカップルプランがある
着物を着るのは非日常感があり、京都ということも相まってワンランク上の旅が味わえます。
そして京都には、風光明媚な景観や厳かな伝統を感じさせる建築物、鮮やかな色彩や活気ある観光地など、着物が引き立つ見どころがいっぱい。
2人のデートの思い出を写真として残すとき、京都と着物の相乗効果は絶大です。
着物レンタルにはお得なカップルプランもあるため、せっかくの機会にぜひ、着物での京都デートを楽しみましょう。
デートで着物を着るときの注意点
着物を着る際は以下のように、いくつかの注意点があります。
- 着崩れを避けるため、所作に注意
- 食べ過ぎ・飲みすぎに注意
- 休憩は十分とる
着物を着た際の所作についてはいくつかポイントがあります。
- 足先は内股かまっすぐ、小さい歩幅で歩く
- 右手で上前(一番上の布)を軽く抑えながら歩く
- 階段は裾を少し持ち上げて、身体を斜めにしながら上る
帯を締めていると食べ過ぎたときなどに苦しく感じやすく、水分を摂り過ぎるとトイレが近くなるなど、洋服とは良くも悪くも違いがあります。
疲れを感じやすいかもしれないため、休憩は十分とりましょう。
正しい草履の履き方
履きなれない草履を履いて足が痛くなると、散策が辛くなってしまいます。
草履の正しい履き方は以下を参考にしてください。
- 草履の鼻緒は足の指で挟んで履く
- あまり深く履かない。足の指で引っ掛けるように履く
- かかとははみ出すのが正解。2cmまで出てもいい
- 鼻緒が狭い場合は開いて、上に乗るように履く
- かかとは草履の中心線より内側にあわせる
- 重心はつま先に。つま先立ちのように歩く
新品や履きなれない草履は鼻緒を広げないと狭いところに無理やり足を入れることになるため、レンタルショップの人に、開いていいか聞いてみましょう。
神社・仏閣の縁結びスポット
デートで京都をまわるなら、2人の幸せのために、縁結びのご利益がある神社・仏閣に手を合わせておきたいですね。
ここでは、縁結びにご利益があるとされる京都の神社・仏閣を紹介します。
下鴨・詩仙堂エリア│下鴨神社
『下鴨神社』は通称で、正式には『賀茂美御祖神社(かもみおやじんじゃ)』と呼ばれる、古い歴史をもつ世界遺産です。
縁結びや子宝・安産・子育て、美容にもご利益があり、参拝客が絶えない人気スポットです。
特におすすめなのは、ご神木『連理の賢木(れんりのさかき)』。
神様の縁結びの力があまりに強いため、2本の木が1本に結ばれているといわれる、京の七不思議の一つです。
縁結び絵馬を奉納するには作法があります。今のご縁を固く結ぶため、しっかり確認して奉納しましょう。
大原・貴船エリア│貴船神社
インスタ映えしそうな朱色の灯篭が連なる階段が圧巻の『貴船神社』は、歌人・和泉式部の復縁成就を叶えたパワースポットとして人気の神社です。
そのためか、87段もの長い階段を着物姿で上る女性も多く見られます。
本宮の奥に進むとある『結社(ゆいのやしろ)』では結び文に願い事を書いて納め処に結ぶと願いが叶うそう。
水に浸けると文字が現れる水占みくじもおすすめです。
嵐山・仁和寺・金閣寺エリア│野宮神社
『野宮神社(ののみやじんじゃ)』は嵐山竹林の小径にあり、日本で唯一の黒木鳥居と、高級品といわれる黒文字の枝で作った小柴垣が、平安の風情を今に伝える神社です。
境内にはさまざまな神様が祀られ、なかでも野宮大黒天は良縁結婚のご利益があるとされています。
野宮大黒天の隣に鎮座する『お亀石』を撫でながら願い事をお祈りすると、1年以内に叶うとか。
赤い糸で結ばれたペアリング仕様になっている指輪のお守りが人気です。恋人と一つずつもつのがおすすめです。
風景が美しいスポット
京都は美しい自然を庭園や窓に巧みに惹き込んで活かした、目と心の保養となる見どころがたくさんあります。
そのなかから特に、大切な人と一緒に一度は見てほしい京都の風景を紹介します。
大原・貴船エリア│瑠璃光院
『瑠璃光院』は大正の終わり頃から昭和初期にかけて造営された浄土真宗の寺院。
書院前にある『瑠璃の庭』は「瑠璃色に輝く」と表現される通り、苔のじゅうたんが美しい極上の庭園です。
そして見どころは、庭のもみじが書院2階の机に映り込む風景です。
撮らずにはいられないこの風景は、春は新緑の4~6月、秋は紅葉の見頃である11月下旬~12月上旬までの、特別拝観期間中のみ。
一度は肉眼で見たい光景です。
銀閣寺・南禅寺エリア│南禅寺
歌舞伎狂言『桜門五三桐』で大泥棒・石川五右衛門が語る「絶景かな、絶景かな」の名セリフで知られる三門をはじめとした、見どころが豊富な『南禅寺』。
法堂の奥に赤レンガのアーチがノスタルジックな水路閣があり、インスタ映えスポットとして人気です。
近くの階段を上ることで、水が流れる水路の様子を見ることもできます。
水の音に耳を澄ましながら、思い出の写真を撮るのがおすすめです。
嵐山・仁和寺・金閣寺エリア│龍安寺
細川勝元が室町時代に創建した『龍安寺』は、世界的に有名な枯山水の石庭がある世界遺産の禅寺ですが、その庭には以下の不思議な特徴があります。
- 15個の石を5・2(七)、3・2(五)、3(三)に点在させている
- どの角度から見ても、1個の石が必ず他の石に隠れて見えない
- 石庭に『小太郎・口二郎』の刻印があるが作者かどうかは不明
- 庭の縦横が黄金比
- 遠近法を駆使して奥行を感じさせ、微妙な傾斜で排水を考慮している
東洋では『15』は完全を表す数字ですが、1個の石が必ず見えないため不完全な庭といわれている、謎多き庭を2人でどうぞ。
嵐山・仁和寺・金閣寺エリア│金閣寺
出典:金閣寺公式サイト
『金閣寺』の名で親しまれていますが、正式名称は『鹿苑寺』。京都に来たら一度は訪れるであろうこの名所は、金箔が光り輝く舎利殿『金閣』があまりにも有名です。
戦での焼失と放火での焼失を乗り越えて、今の姿を見ることができます。
金閣寺境内の高台にある茶室『夕佳亭』から見下ろす夕日に輝く金閣や、金閣目前に広がる『鏡湖池』に写る『逆さ金閣』など、美しい風景に触れてください。
インスタ映えスポット
楽しい思い出とその風景をおすそ分けするSNSでは、特に「映える」画像が撮れるスポットが人気です。
ここでは、京都に来たら立ち寄りたいインスタ映えスポットを紹介します。
嵐山・仁和寺・金閣寺エリア│キモノフォレスト
通称『嵐電』嵐山駅の前に立ち並ぶ32種類・600本のポールは『キモノフォレスト』と呼ばれる着物の林です。
このポールにはLEDが仕込まれているため、昼は色鮮やかで、夜は幻想的な京友禅が見られます。
着物の林を抜けると龍を彫りこんだ玉が配されたパワースポット『龍の愛宕池』が待っています。
目の前にある天龍寺にちなんで名づけられたこの池の、龍に祈れば願い事が叶い、湧き出る水に手を浸すと心安らぎ幸せに導かれるとされています。
祇園・川原町エリア│八坂庚申堂
カラフルな『くくり猿』がフォトジェニックな『八坂庚申堂』は、『大黒山 金剛寺 庚申堂』という立派な正式名称があります。
手足をくくられたくくり猿には、あらゆる欲望が抑えられているという意味があるのだそう。
そのくくり猿に願い事を書いて吊るすと「欲を一つがまんすることで願い事が一つ叶う」といわれています。
鈴なりのくくり猿がかわいい写真の背景になるため、着物を着る人達の撮影スポットとして人気です。
伏見・宇治エリア│正寿院
『正寿院』のフォトポイントは3つ。
一つめは、夏に2000個の風鈴を吊るす『風鈴まつり』。正寿院は、目と耳に美しい風鈴のお寺として知られています。
二つめは猪の目を模した、ハート型のような『猪目窓』。魔除けや火除けとして福を招くとされ、四季折々の景色をハート型に切り取る窓は『幸せを呼ぶ窓』と呼ばれているそう。
最後は『天井画』。300年前に描かれた日本を代表する日本画家や書家達の絵が色鮮やかに天井を飾っています。
どの時期に訪れても楽しめるのが、正寿院の魅力です。
銀閣寺・南禅寺エリア│蹴上インクライン
『蹴上インクライン』は舟を運ぶための傾斜鉄道のレールを形態保存している観光名所です。
春には約90本のソメイヨシノが咲き乱れ、桜が散った夏には涼やかな新緑、秋はところどころにあるもみじが赤や黄色に色づき、冬は銀世界の静寂と、どの季節も絵になります。
線路の上を2人で一緒に歩くと、長い人生を共に歩むような感覚になるかもしれません。
食べ歩きのおすすめスポット
着物を着ておしとやかにしていても、京都に来たらおいしいものは押さえておきたいですよね。
ここでは、京都の食べ歩きスポットの一部を紹介します。
銀閣寺・南禅寺エリア│錦市場
京の台所『錦市場』はアーケードになっているため、雨の日に着物で訪れても気にせず食べ歩きができます。
しかし『歩き食べ』は禁止されているため、イートインや店の前で食べるようにしましょう。着物も汚さずに済みます。
元々は魚問屋として発展している市場のため、海産物系が多いのも嬉しいポイントです。
できるだけ沢山の種類の味覚が味わえるよう、食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
祇園・四条・清水エリア│花見小路通
京都観光には欠かせないエリアの『花見小路通』は、ランチやディナーにピッタリのお店や、歩き疲れを癒すカフェなど、気になるお店が多く揃っています。
昼とまるで顔が変わる夜の花見小路通は芸妓さんや舞妓さんに遭遇するチャンスもあります。
恐らくこの花見小路通が、着物で歩くうえで一番違和感がないといえるでしょう。
祇園・四条・清水エリア│二寧坂・三寧坂
『二寧坂(にねんざか)』『三寧坂(さんねんざか)』と読みますが、三寧坂は正式には『産寧坂(さんねいざか)』といいます。
清水寺周辺の食べ歩きスポットとして人気のため混雑することも多いですが、地元の人にも愛されるお店が多くおすすめです。
大変似合う街並みは、食べ歩きよりもインスタ映えに気を取られるかもしれません。
三寧坂で転ぶと寿命が3年縮まるといわれているため、歩行には注意です。
夜がきれいな大人のデートスポット
日中の日差しのなかの美しい風景は、ライトアップされた姿になると大人の京都に姿を変えます。
ここでは、夜の美しさが見られる大人の京都のデートスポットを紹介します。
祇園・四条・清水エリア│八坂神社
『祇園さん』とも呼ばれる、縁結びの神様『八坂神社』は24時間の参拝が可能です。
美しい朱色の門がライトアップされる様は花街の神社然として美しく、いくつもの提灯に灯がともる『舞殿』は昼間のごとき煌びやかさで圧倒されます。
厄除けや縁結びのほか、美の女神様『美御前杜』のパワースポットとしても信仰されています。
こんこんと湧く『美容水』を2、3滴、肌につけると身も心も美しくなるそう。
伏見・宇治エリア│伏見稲荷大社
昼夜問わず参拝できる『伏見稲荷大社』の見どころ『千本鳥居』は昼だけでなく夜に来ても幻想的な美しさです。
ライトアップは20時で終わるため、21時までには下山しましょう。
他にも、願い事を強く念じながら持ち上げたとき、「思ったよりも軽ければ願いが叶い、重ければ叶わない」といわれている『おもかる石』があります。
2人の行く末を願いながら持ち上げてみましょう。
祇園・四条・清水エリア│清水寺
見逃せない世界遺産『清水寺』のライトアップは、春・夏・秋の3期間です。
春は夜桜と、夏は本当の特別拝観、秋は人気の高い紅葉と、さまざまな美しい夜を体験できます。
また、ライトアップの際は『観音慈悲光』と呼ばれる、観音様の慈悲を表した青い一筋の光が清水寺から放たれます。
日中は二寧坂・三寧坂や周辺を散策し、清水寺で締めくくるのもおすすめです。
まとめ
紹介しきれないほどの京都のデートスポットのなかから、特におすすめするスポットを紹介しました。
京都の見どころにぴったりの着物デートには、京都着物レンタル 福本のお得なカップル着物プランの用意がございます。
本格派の正絹の着物を取り揃えて、素敵なデートの思い出づくりをお手伝いさせていただきます。
特に清水寺周辺エリアにお出かけの際は、産寧坂から歩いて2分、清水寺から徒歩4分の着物店・京都着物レンタル 福本に、どうぞお任せください。