事前に生理が重なりそうなことをスタッフに伝えておく

レンタル予定日と生理が重なりそうなときは、事前にそのことをスタッフに伝えておくと良いでしょう。

事前に伝えておくことにより、当日用意しておくべきものや万が一汚してしまった時の対処法などを教えてもらえます。

店舗によっては、万が一汚れてしまっても目立ちにくい着物を用意してくれる場合もあります。

またレンタル着物店のホームページには生理時の対応などが掲載されているケースが多いため、予約前に一度確認しておくと良いでしょう。

なるべく色の濃い着物を選ぶ

生理中に着物をレンタルする場合は、予約時になるべく色の濃い着物を選びましょう。

色の薄い着物だと万が一血で汚れてしまった場合に目立ってしまいやすいですが、色の濃い着物なら汚れが目立ちにくくなります。

具体的には黒や紺、濃い赤色、濃い紫色などがおすすめです。

白や黄色、水色などの淡く薄い色は汚れが目立ちやすいため、生理中に着物をレンタルする場合は避けたほうが良いでしょう。

生理グッズを備えておく

生理中に着物をレンタルする場合は、普段よりも生理対策を万全にしておかなければいけません。

そのためにも事前に生理グッズを備えておきましょう。

事前に用意しておくと良い生理グッズとして、以下が挙げられます。

• 大きめのナプキン
• タンポン
• 防水布のサニタリーペチコート
• 股下の浅いサニタリーショーツ
• 大きめのクリップ
• 鎮痛剤
• カイロ

経血が漏れてしまわないよう、大きめのナプキンやタンポン、サニタリーショーツを用意しておくことをおすすめします。

大きめのクリップはトイレに行く際に着物の裾と袖口を留めておけるため、あると便利です。

また生理中は生理痛に悩まされる方も多いため、鎮痛剤や冷え防止のカイロも備えておきましょう。

急な体調不良に備えてキャンセル可能なレンタル店を選ぶ

生理中は急に体調が悪くなってしまうことがあるため、キャンセル可能なレンタル店を選ぶのがおすすめです。

生理中の症状は個人差があり、重い腹痛や立ちくらみなどの症状により十分に着物を楽しめないことがあります。

急に体調不良になったら、無理せず着物レンタルをキャンセルするのも選択肢の一つとして覚えておきましょう。

店舗によってはキャンセル料がかからなかったり、無料で予約日の変更などが可能だったりする場合があります。

キャンセルルールはホームページに掲載されているケースが多いため、あらかじめ確認しておきましょう。

生理対策グッズや鎮痛剤は多めに持参する

生理中に着物レンタルをする場合は、生理対策グッズや鎮痛剤は多めに持参しましょう。

特に京都観光中は近くに薬局がないことも考えられるため、あらかじめ必要な量をしっかりと確認して準備しておきましょう。

ナプキンも普段よりも多めに持参しておけば、万が一経血量が多い時もすぐに対処でき、着物を汚さずに済みます。

また生理中が重い場合は、鎮痛剤も忘れずに持参しましょう。ポーチや小袋にまとめておくと、観光中にも持ち運びやすく便利です。

吸収力の高い生理用品を選ぶ

生理中に着物レンタルをする場合は、吸収力の高い生理用品を選ぶことが大切です。

ナプキンにはさまざまな種類がありますが、お尻全体をカバーできる長時間用のナプキンを選ぶことをおすすめします。

長時間用ナプキンなら、トイレに行くタイミングを逃してしまっても経血漏れが起こりくいです。

また経血漏れが不安な場合は、タンポンとナプキンを両方使うと良いでしょう。

着物を汚さないようにサニタリーショーツを選ぶ

吸収力の高い生理用品を選ぶことに加え、さらにサニタリーショーツも併用することで、より万全な経血漏れ対策になります。

着物を着るときのサニタリーショーツは、履き込みの浅いローライズショーツやサニタリーペチコート、防水機能の高いショーツを選ぶのがおすすめです。

履き込みの浅いサニタリーショーツなら、着物を着ているときも簡単に着脱できます。

また経血漏れをしっかり防ぐために、防水機能も重視して選びましょう。

こまめにお手洗いへ行く

京都で着物をレンタルする場合は、普段よりもこまめにお手洗いへ行くように心がけましょう。

人の多い観光地ではトイレが混雑していて、自分のタイミングでトイレを利用するのが難しい場合があります。

またこまめにナプキンやタンポンを交換することで、経血漏れによって着物が汚れてしまうのを防げます。

あらかじめ観光ルート近辺にあるトイレの場所を把握しておくのがおすすめです。

京都市の公式ホームページには市内にある公衆トイレの場所がまとめられた『京都市の公衆トイレMAP』があるため、そちらもぜひ参考にしてみてください。

なるべく体を冷やさないようにする

生理中はなるべく体を冷やさないようにすることが大切です。

体を冷やさないようにすることで、体調不良や生理痛の緩和にもつながります。

京都観光中は冷え対策として、薄手のカーディガンやショールを持ち運ぶと良いでしょう。

他にも以下のような対策が有効です。

• 冷たい食べ物や飲み物は控える
• 防寒対策グッズを用意する
• 裏地のしっかりした着物を選ぶ
• カイロを持ち運ぶ

寒さを感じたら早めに休憩し、温かい飲み物を飲むのも有効な対策方法となります。

秋冬は特に寒暖差が激しいため、上記のような冷え対策を積極的に取り入れてみてください。

体調不良を感じたらすぐに休憩する

観光に集中するあまり、体調の変化を見落としてしまうこともあります。

身体の不調や疲労感を感じたら、無理をせずにすぐに休憩を取るようにしましょう。

京都には心休まるカフェや静かに過ごせる神社やお寺が多く、落ち着ける空間がたくさんあります。

自分のペースで観光を楽しむことが一番の思い出作りに繋がるため、無理のない計画を立てておきましょう。

用意しておくもの

用意しておくものは以下の2つです。

• クリップ2～3個
• フェイスタオルや手ぬぐい

クリップは着物専用のものも販売されていますが、大きめのペーパークリップや洗濯ばさみでも問題ありません。

2～3個ほどクリップを用意しておくと着物の袖や裾をまとめておけるため、トイレの際に汚れてしまうのを防げます。

トイレ手順

生理中の着物着用時のトイレ手順は以下の通りです。

1. 両袖の下の部分を帯の前でクリップで留める
2. 襟部分にフェイスタオルを巻く
3. 裾を左右に分けてめくりあげる
4. 用を足したらふたを閉めてから水を流す
5. 便器から離れ、裾を元に戻す

まとめておいた袖は手を洗ってから元に戻すと、水はねによって着物が汚れてしまうのを防げます。

またトイレに行く際は、動きやすくするためにショールや上着は直前にすべて外しておくことをおすすめします。

コンパクトに折りたためるサブバッグなどを準備しておくと便利です。

万が一着物を汚してしまった時の対処法は？

レンタルした着物を万が一汚してしまった場合には、ティッシュやハンカチで汚れた部分を押さえて水分をとりましょう。

ゴシゴシと擦ると汚れが広がったり色落ちしてしまったりする恐れがあるため、自己判断で対処しないようにしてください。

間違った対処方法はかえって着物を汚損させる原因になります。

予約時にスタッフから聞いた適切な対処方法があれば、それに従って対処しましょう。

もしレンタル中に急に生理が来てしまった場合には、レンタル店に連絡して適切な対処方法を教えてもらうのがおすすめです。

万が一着物を汚してしまった時の正しい返却方法は？

万が一着物を汚してしまった場合は、返却時に正直に「すみません、着物を汚してしまいました」と伝えましょう。

汚してしまったことを隠して返却すると、仕分けする際に他の着物に汚れがついたり、時間経過によって汚れが落ちなくなってしまったりすることがあります。

悪質と判断されれば、追加料金を請求されてしまう恐れがあるため注意が必要です。

トラブルを引き起こさないためにも、着物を汚してしまったら返却時に正直に伝えることを徹底しましょう。

レンタル着物を汚してしまったら弁償になる？

レンタル着物を汚してしまっても、洗濯をして取れるものであれば追加料金はかからないケースが多いです。

とはいえレンタル店によってルールが異なるため、あらかじめ規約を確認しておきましょう。

例えば「汚損が確認された場合はクリーニング・修理代が発生する」「〇cm以上の汚れ・破損はクリーニング代がかかる」などがあります。

店舗によってはレンタル着物の汚損や破損に備えた安心パックへの加入が可能な場合もあるため、その点も含めて予約前に確認しておくと安心です。