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着物を着るときに必要な持ち物リスト!あると便利な物&レンタル時の持ち物も解説
着物のお役立ち情報
目次
着物を着てみたいと思っても、「一体何を用意すればいいの」「着物って小物が多そう」とためらうことはありませんか。
確かに着物は普通の洋服に比べると小物の数が多いですが、どれも着物ならではの装いを完成させるための役割があります。
ひとつひとつの役割が分かれば、もっと着物への興味が湧くでしょう。
この記事では、着物を着るときに必要なアイテムの数々やそれぞれの役割、便利なレンタル着物のメリットなどについて詳しく紹介します。
【基本】着物を着るときに必要なもの
着物を着るときに必要な小物は全部で12種類あります。ここでは、それぞれの特徴や役割を紹介します。
着物・振り袖など
着物姿の印象を決める「着物」は、何よりも先に選びたいという人も多いでしょう。着物にはさまざまな種類があるため、振袖、訪問着、普段着など、ニーズに応じて選べます。
色柄は着ていく席に合わせたものを選ぶ必要があり、着物に慣れていない人は迷いやすいですが、店員さんが詳しく教えてくれるためぜひ質問してみてください。
肌襦袢(はだじゅばん)と裾除け(すそよけ)
肌襦袢と裾除けは、洋服で言うところのインナーです。
肌襦袢は上半身に、裾除けは下半身にまとうのが一般的ですが、最近は肌襦袢と裾除けが一体になっているタイプもあります。
肌襦袢は着物と同じく前で合わせる構造で、裾除けは簡単に言えば巻きスカートのような形状になっています。
どちらも着物を着たときに美しいシルエットを作るベースになる大切なアイテムです。
帯
帯は、色、デザイン、結び方など多くのバリエーションがあります。
着物の色柄と合わせたり、自分が好きな形に結んでみるのもおすすめです。発想次第で着物ならではの楽しみが広がります。
一方、シーンごとに喜ばれる伝統的な色やデザインがあるため、おめでたい席では意識して選ぶのも素敵な気遣いになるでしょう。
帯揚(おびあげ)
帯の上辺りを飾る布が帯揚です。帯をお太鼓結びにする際に使われ、後述する「帯枕」を包んで美しさを演出します。
自己主張が強い小物ではありませんが、帯の上の辺りからちらりと覗く帯揚は着物に華やかな印象を与え、同時に引き締めポイントにもなるという実力派です。
最近ではお太鼓結び以外の結び方でも、華やかさを出す小物として取り入れられることも増えています。
帯板(おびいた)
帯板は、帯の巻きの間に挟む板状の小物で、最近は使いやすいゴム状のものも使われています。
帯を結ぶとどうしても胴周りにシワができてしまいますが、帯板を挟み込むことによって生地がのびるため、シワを防ぎやすくなります。
帯締(おびじめ)
帯締は、帯の崩れを防ぐために締めるひもを指します。
結んだ帯の上から最後に結び、場所が着物の中央位置にあたるため、全体のコーディネートを左右することもある重要な小物です。
最近は着崩れ防止というよりも、コーディネートの一環として使われる機会も増えています。
帯枕(おびまくら)
帯枕は帯をお太鼓結びにするときに使い、長方形で横に長く、厚みのある小物です。背中にふくらみ(お太鼓部分)を作る際は、ふくらみを支えるために使います。
種類が多く、着物のタイプや着る人の年齢によって選ばれるのも伝統的な一面です。素材もタオルや麻などさまざまで、夏は通気性のよいヘチマが使われることもあります。
長襦袢(ながじゅばん)
長襦袢は肌襦袢と同じく、着物のインナーの一種です。肌襦袢と着物の間に着るもので、着物を汚れから守りながら見た目を整えます。
長襦袢の大きな特徴は、着物の衿や袖口から見える点です。
そのため、着物の色柄と合わせたり自分のこだわりを覗かせたりなど、コーディネートアイテムとしても使われます。
衿芯(えりしん)
衿芯は長襦袢の衿に入れ、首周りを整える小物です。衿芯を入れることによってやわらかい衿がしっかり立ち、衿元が美しく見えるようになります。
形は細長く、衿に沿いやすい形状で、プラスチック素材が多く使われています。
伊達締め(だてじめ)
伊達締めは、腰紐と一緒に使う帯状の小物です。腰紐よりも縦幅があり、正絹やゴム製のものなど、さまざまな素材が使われています。
腰紐だけでは胸元のサポート力が足りず、着崩れてしまいやすいですが、伊達締めを一緒に使うことによって着崩れをしっかり防ぎます。
外には出ない小物ですが、おしゃれなデザインのものも数多く販売されています。見えない場所のおしゃれにこだわりたい人にもおすすめです。
腰紐(こしひも)
腰紐は、腰や胸元を締めるときに使われる紐状の小物です。着物の着付けでは、伊達締めと一緒に使われることも少なくありません。
腰紐で腰や胸元を締めると着崩れがおきにくくなるため、着物を着るときには欠かせないアイテムです。そのほか、帯の仮留めに使われることもあるなど、広い用途があります。
足袋(たび)
足袋は洋服で言うところの靴下です。草履を履くときには、洋風の靴下より足袋のほうが美しいことは言うまでもありません。
鼻緒を挟むように、指先が二股に分かれた形状をしています。
一見するとするりと脱げてしまいそうですが、くるぶしの部分に「こはぜ」という留め具のおかげで、その心配はありません。
着付けの最後に着ると着崩れが起きてしまいやすいため、肌襦袢を着たあとなどの最初の段階で履くとよいでしょう。
【あると便利】着物を着るときに必要なもの
必ず用意しなければいけないというわけではありませんが、「あると便利」という小物もあります。着物を着るときに必要だと感じたら、ぜひ用意してください。
補正グッズ
ウエストのくびれやヒップラインなど、身体に曲線があるとシワやゆるみができやすくなります。
曲線を直線にすると着物が身体にフィットするため、補正としてタオルや専用パッドを使うこともあります。
タオルは特別なものにする必要はなく、一般的なフェイスタオルで十分です。薄手のものを数枚用意しておきましょう。
専用のパッドは腰(お尻の上あたり)に当てて、くびれ部分の曲線を消し、お太鼓結びをきれいに見せるために使います。
和装用の下着
和装用の下着は一般的な下着と違い、着物が似合う体型を作るために着用します。着付けの仕上がりをより美しくしたい人におすすめです。
和装用の下着なら身体のメリハリをなくし直線的な体型を作りやすいため、シワやゆるみができやすくなる心配を減らせます。
コーリンベルト(着物ベルト・着付けベルト)
コーリンベルト(着物ベルト・着付けベルト)は、衿を開きにくくして着崩れを防ぐ小物です。
初心者が衿を整えるときに使いやすいほか、伊達衿のような重ね衿も崩れ憎くなったり折り目をキープしやすくなったりなどの効果があります。
コーリンという名称の由来は開発元のコーリン社です。コーリン社以外が作った同機能のベルトを、「着物ベルト」や「着付けベルト」と呼んで区別することもあります。
【お出かけ・外出時】着物を着るときに必要なもの
着物を着てお出かけをするのなら、室内で必要なもののほか、外出用に揃えたほうがよいアイテムがあります。ここでは、代表的な3つのアイテムを紹介します。
履物(草履・下駄)
着付けで足袋を履いていても、いわゆる靴下で外出するわけにはいきません。出かけるなら草履が必要です。
草履は底に厚みがあると品が出て、あらたまった外出にふさわしい雰囲気になります。
一方、草履ではなく下駄を履いても構いませんが、下駄の場合は草履よりもカジュアルな印象になるため、お出かけ先の雰囲気やその日のシーンに合わせて選びましょう。
防寒具
寒い日には欠かせないアイテムが防寒具です。
着物と一緒に使いやすい防寒具はさまざまなものがありますが、中でも「羽織」「道行コート」「道中着」は有名です。
例えば羽織は衿に、道中着は脇に結び紐がついています。道行コートは紐そのものがなく、四角形になった衿元を重ねるようにして着用します。
それぞれ留め方が異なっており、正面から見ると違う印象になるのも興味深い一面でしょう。
バッグ・巾着
財布やスマートフォン、ハンカチなどの小物を入れるバッグや巾着も必要です。
バッグは着物専用のものもありますが、あまり着物を着る機会がない人は購入をためらってしまうでしょう。そんなときには、洋服用のバッグがおすすめです。
巾着もさまざまなサイズやデザインがあるため、着物や趣味に合わせて好みのものを選べます。
着物のときにバッグにいれておくと便利な持ち物
バッグに入れておくと便利な持ち物も押さえておきましょう。ここでは、汎用性が高い6種類のアイテムを紹介します。
ハンカチ・手ぬぐい
ハンカチや手ぬぐいはお出かけに欠かせません。衛生面で役立つほか、食事をするときに帯や衿元をカバーできます。
着物の色や柄に合わせた手ぬぐいを選ぶのも楽しいでしょう。
扇子
扇子は、暑いときに扇いで体調をコントロールする際に重宝します。
それほど暑くない時期でも、しゃれた柄のセンスを帯びにさしておくとこなれ感が生まれます。技ありの着こなしをしたいときにもおすすめです。
絆創膏
絆創膏は、予想外の怪我や草履の鼻緒で靴ズレができてしまったときに便利です。特に新しい草履は鼻緒が硬く、指が傷付きやすいため、あらかじめ用意しておきましょう。
ヘアピン
着物に似合うヘアメイクが崩れてしまっては残念です。崩れそうな部分に気づいたら、トイレなどでヘアピンを指して整えましょう。
風呂敷
風呂敷には、荷物が多くなってしまったときに包んでサブバッグにしたり、食事のときに着物をカバーしたりなど広い用途があります。
着物や季節に合う柄の風呂敷を持つと、おしゃれ感がアップする効果も期待できます。
着物クリップ
トイレに行く際に着物クリップはとても役立ちます。
袖やめくった裾を着物クリップで帯に留めておくと、下着の上げ下げや汚れ防止に便利です。軽い力で留められるため、着崩れしにくいことも助かります。
着物レンタルなら持ち物不要!
着物を着るためにはさまざまな小物が必要になるため、「自分で用意するのは大変」と思う人もいるでしょう。着物レンタルなら、その心配がありません。
ここでは、着物レンタルを使う際に押さえておきたいポイントを紹介します。
基本的には手ぶらでOK
ほとんどの着物レンタルでは、着物はもちろん、必要な小物もすべて揃っているため、特に用意するものはありません。
着物レンタル福本なら着付けもヘアメイクもできるため、完全な手ぶらでも完璧な着付けが可能です。
こだわりがあれば小物を用意しよう
手ぶらでOKと言っても、やはり理想の着物姿になりたい人は多いでしょう。なりたい着物姿に必要なこだわりの小物があれば、持参してください。
着物レンタル福本では小物だけではなく、着物の持ち込みも歓迎しています。
本人確認できる身分証明書を忘れずに
着物レンタルの手続きには身分証明書が必要です。運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど、本人確認ができるものを必ず持参してください。
京都観光の着物レンタルなら清水寺に一番近い福本へ
京都の着物レンタル福本は、清水寺から一番近い場所にある着物レンタルショップです。
着物姿で京都観光を楽しみたいときや、清水寺や周辺を散策したいときなどに利用しやすくなっています。
レンタルでもこだわりを詰め込んだ正絹着物や熟練のスタッフによる着付け、着物によく似合うヘアメイクまで揃っているため、理想の着物姿になりたい人におすすめです。
着付けまでの待ち時間には本格飲茶が楽しめるスペースも用意しており、着物をレンタルしなくても休憩所として一般の人でも利用できます。
時期によっては当日予約も可能です。旅行中にふと「着物が着たいな」と思ったら、ぜひ着物レンタル福本へ足を運んでみてください。
まとめ
着物を着るために必要な小物が思ったよりも多く、驚いた人も多いのではないでしょうか。しかし、どの小物も着物を美しくきこなすためには欠かせません。
「きれいに着物を着たいけど小物がそろえられないし着付けもできない」という心配がある方は、着物レンタルがおすすめです。
着物レンタル福本なら、小物や着付け、ヘアメイクの心配がいりません。
「今日は着物姿で過ごしたい」「京都観光で着物を着て散策してみたい」などのご希望に、プロのスタッフが対応します。
使いたい小物やこだわりの着物があれば、ぜひお持ちになってお越し下さい。丁寧な着付けで理想の着物姿をお楽しみいただけます。